ゲーム制作に至る半生

こんにちは、城間です。

今回は、僕がどのような過程でゲーム制作をするようになったのか

僕のホームページにも簡単に書いてありますが、もう少し詳しく書いていこうと思います。

 

大学時代に、景観作成ソフトVueというのを使って、趣味でCGの自然景観を

作りはじめたのが、僕にとって3DCGへの入り口となりました。

リアルな雲や空、地形を編集してイイ感じの景色を作る、とても楽しいソフトです。

でも、だんだんソフト内に用意されたプリセットの3Dモデルでは物足りなくなって

自分で3Dモデルを作るようになりました。

 

全く同時期に、高校の部活でギターを始めた流れで、PCで音楽制作もしていて

PCでの創作活動にハマっていた大学時代でした。

 

大学ではゲーム制作とは全く別分野のことを学んでいたのですが、大学院に進むと同時期に鬱になって引きこもるようになり

その後は大学院を退学し、就職せずにパートやアルバイトを転々としていました。

この時期は本当につらかったです。

自分の未来が描けず、このままバイトで食いつないで死んでいくんだろうと人生を悲観していました。

自分の存在意義が分からず、死んでしまいたいとも思ったこともあります。

 

3年ほどそんな生活が続いたある時、何か漠然と、自分で何かを形にしたいという思いが湧いてきました。

大学時代の創作活動を通して得られた3Dモデリングと音楽編集のスキル、これらを合わせて何かできないか?

元々ゲームが好きだった僕が、そこからゲームを作ろうとするのは自然な流れだったのかもしれません。

 

丁度その頃は、UE4やUnityといったゲームエンジンの無償利用ができるようになった頃だったので、早速書籍を購入し、ゲーム制作の勉強を始めました。

それから3年ほどかけて、バイトの合間を縫って勉強し、いくつかの習作を作った後、影廊をフリーゲームとしてリリースします。

意外にも、影廊を面白いと言ってくれる声が多く、その声に後押しされる形でバージョンアップを繰り返し、ShadowCorridorとして発売し、今に至ります。

今、ゲーム制作で生活ができていること、少し前の自分からは考えられませんでした。

未来なんてどうなるかわからないものです。

 

そういえば、小学生の頃「そんなにゲームが好きなら、ゲームを作る仕事に就いたら?」と父に言われて

「自分で自由に作れるならいいけど、仕事になると作らされるから嫌だ」と答えたのを覚えています。

 

周りが何といおうと、僕が面白いと思えるゲームを作っていきたいですね。